石やアクササリーの写真を中心としたブログ


by mandala-04
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ZUNI族の指輪

私が持っているインディアンジュエリーのコレクションの中に、絶対に失くさない指輪がある。失くした事も何度もあるけれど、それは、忘れた頃にどこからともなく出てくる不思議な指輪である。また次に失くしたとしても、絶対に自分のもとに戻ってくる自信は、100%と確信モノである。失くしてしまって、何年も出てこなかった時期もあるが、急にひょっこり出てきたり、落としたところに自分が出くわしたりして、その都度ビックリしてきている。

それを、NYで買ったのか、日本で買ったのか、どこで買ったかももう忘れてしまったが、古着屋かフリーマーケットかで買った古~い指輪である。もう二十年近く私の手元にある。買った時、すでに石のいくつかは欠けて無かったし、指輪の石もかなり年期の入った色をしていた。

c0120789_1942945.jpgこの指輪は、アメリカのニューメキシコ州の端っこの美しい砂漠にあるZUNI族というインディアンのもの。ZUNIの文化は、HOPIの文化に似ているプエブロ・インディアンで、人類学者にとっても謎だらけだといわれる。その部族のジュエリーの特徴は、「インレイ(ワーク)」といって、貝やターコイズ、珊瑚などの石をチップ状にしたものを、サンフェイスやバタフライなどのインディアンならではの自然に存在するスピリットをモチーフにしたシルバーの台の上に貼って図柄を完成していくという細かい作業が必要な技法である。ただのジュエリーではなく、それはもう芸術作品の域で、コレクターも多い。(※写真のは実物とは違います。)

この指輪は、彼らのSOULともいえるカチーナ(※1)を形どったシルバー台に、ターコイズ、シェル、珊瑚などが貼られているもの。指輪の裏には、ZUNIという文字と作者らしき名前が刻印されている。買った当時は「ZUNI」が部族だとは知らず、「ZUNIって何やねん?!」とか「なぜこんな変な人形(カチーナ)の形をしているんやろう?」と、ずうっと気になっていたのである。今のようにインターネットがなかった時代だったので、瞬時に調べがつくことが難しかったのである

調べれば調べるほどに、奥が深く、ますます彼らのスピリットや自然信仰に触れ、感動し、深みにハマっていって私であった。

「いつかZUNIの村に行って、作者に会いたい!」
この指輪を通じて、そんな夢を持ってしまった。
が、しかし、そう思ってから、もうかれこれ10年以上経っているし、この指輪ももともと新しい指輪ではなかったから、作者本人に会えるのは謎であるが、いつかきっと、私のこの夢を叶えたいと思う。

c0120789_19361530.gif※1 カチーナ
木で出来たハンドメイドの人形。自然の精霊などを形にしたもので、一つ一つに彼らのスピリットが宿っている。HOPIとZUNIにだけカチーナ信仰があるとされる。カチーナは、精密でスピリチュアルな作品である。彼らの儀式には、欠かせない存在であり、宇宙(精神世界)と人とをつなぐものとしてカチーナが登場する。人間がカチーナになりすまして体中にペイントをしたり、かぶりものをしたり、衣装を着たりして、神に捧げるダンスを踊るのである。

右のイラストは、イーグルダンサーのカチーナ。

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by mandala-04 | 2007-06-25 22:17 | 石とマンダラ